やまなしの国保
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大阪生まれ。美術大学卒。15年間外資系商社のキャリアを積み僧の道へ。頭部の動脈乖離を起こし奇跡的に生還。現在、年間250本の講演会を行う。独自の鑑定法で行う指導は延べ4万人を超え、更生教育を担当し受刑者にも発信している。物事を逆の視点(仏法視点)で捉えるカリキュラム、逆視道協会を2017年に発表。海外からも受講生が集まっている。仏法を表現した書は多くの支持を得、光静ミュージアムが設立される予定。他、瞑想教室、書画教室、ラジオ「光静の仏ブツいこか」パーソナリティ そうは言っても、辛く当たる人がいれば、その相手が変わってほしい、とつい願うもの。裏切られてしまったなら、もう二度と裏切らないで、と人格の進化を相手へ望んでしまいます。しかしながらこういうケースも同じなのです。 この人だけは何があっても裏切るわけにはいかない、と他人が判断するような人間にこちらが進化することです。この人だけは何があっても守りたい、困っているなら何かお手伝いをさせてもらいたい、と判断される人間になっていくことを目指すのです。 このように、対象が受験であれ人間関係であれ、今体験している結果をいじってどうにかしようと考えるのではなく、その結果へつながっている原因を見つけて改善すると、おのずと結果は変わります。 ここである女性の実践エピソードを。30年連れ添った夫への不満で爆発寸前だった彼女へ私は講演中にかなりハードルの高い提案をしました。それは夫の背中を流してあげること。会場は爆笑の渦。とんでもない!と一度は断った彼女ですが、何でもやります、と約束を取り付けてからの提案だったので、頭を撫でることならなんとか・・と決心。その晩横になっている夫の頭をポンポンと優しく撫でられました。夫はビックリしその手を払う様子だったそうですが、数日続けるうち、彼のほうから頭を差し出してくるように。そしてある日彼女はズボンの裾をたくし上げ、夫の浴室に入り、ついに背中を流したのです。最初は彼女自身も嫌々行っていたのですが、変わりだした自分の心。徐々に夫への感謝が溢れてきたというのです。相手に変わってもらうために始めた行為が、まさか自分の心を変えるとは想定外。「すると夫が、いつもありがとう。心から感謝していると言ってくれて、今では頬にキッスをするんですよ。今が一番幸せです。過去に包丁を投げていたのが嘘のよう」との経過報告に会場は拍手喝采になりました。 結果は、結果単体で存在しません。そこへ導かれる原因あっての結果。 大地に撒いた種は必ず芽を出すように、人生に撒いた幸せの種も同じです。さ、固くなった心を耕し、幸せの種をたくさん撒きませんか。プロフィール:2012.2.21切る勇気を出すのは一瞬でいいんですよ。ダラダラと現状にいすわるのは、およしなさい。8

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