やまなしの国保 2018年1月号
21/32

みのぶまつり 歯科コーナーみのぶまつり 歯科コーナー常葉保育所でのフッ化物洗口の様子常葉保育所でのフッ化物洗口の様子には緻密さとともに奥歯でかみしめる力が必要だったと思われる。木喰上人がどんな『歯』を持っていたか記録はもちろんないが、そんな保健師独特の視点もあり、健康と木喰上人微笑仏を絡めて観ていただけるのもよいか?微笑仏から心の健康もいただけるだろう。 さて、身延町の保健事業は、今問題としている糖尿病予防も、CKD予防事業も積極的に取り入れ、個人の健康はもちろん、集団で、地域で、住民とともに健康づくりに取り組んでいる。口腔の健康は全身に影響することは、すでに各研究で言われていることであるが、見落としがちな『歯科保健』についても、エビデンスに基づき事業を行っている。 子供の歯科保健について言えば、合併前の昭和52年度から、町内保育園年長児、小学生、中学生を対象に、各保育園や学校、薬剤師、歯科医師の協力を得ながら『フッ化物洗口』を行っていて、今年度から全小中学校で実施の機会が整ったところである。乳歯はもちろんだが、六歳臼歯が生え始める頃から永久歯が生え揃って後の数年の間は、フッ化物洗口で永久歯を守っていくことが、高齢期まで一生歯を使っていくことを考えれば重要である事は言うまでもない。全国と比べると身延町でフッ化物洗口を実施していた中学校の十二歳永久歯のう歯の本数は平成27年度0.5本であり、全国トップレベルである。 国保歯科医療費水準(地域差指数)を見ても、身延町の国保歯科医療費指数は低い数値に抑えられている。 子供の時から、歯の健康を守る意識や手段がわかり行動できる、そんな子供たちに育てたい。また、子供たちの財産になる歯を個人、家庭だけの問題にせず、公衆衛生の立場で守っていきたい。それが、今後の町づくり、人づくりになると思っている。 木喰上人の様な豊かな生き方を誰もが持てる町を目指して。19

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る