やまなしの国保 2018年1月号
16/32

(1)概要 県・市町村への医療費の適正化に向けた取組等に対する国の財政支援として、保険者へのインセンティブの一環である保険者努力支援制度が平成30年度から創設されます。 平成28年度前倒し分として、150億円の予算規模で、特定健診受診率や糖尿病等の重症化予防などの医療費適正化に向けた取組の実施状況について、市町村ごとに評価し、国から特別調整交付金が交付されました。(2)評価指標 評価は、全ての保険者共通の指標と国保固有の指標の大きく2つに分類されます。(表1) このうち、平成28年度前倒し分の保険者共通の指標は、「特定健診・保健指導の実施率とメタボリックシンドローム該当者・予備軍の減少率」「糖尿病等の重症化予防」など6指標、また、国保固有の指標は「保険料(税)収納率」「データヘルス計画の策定」など5指標が設定されました。 指標ごとの配点では、特定健診・保健指導等の指標が、3項目で計60点と最も高い点数となっています。(表2) 交付額は、指標ごとの配点に、市町村ごと一律に配点する「体制構築加点(70点)」を加えた最終的な獲得点数に市町村ごとの被保険者数を乗じて算定されることとなります。(1)概要 山梨県27保険者の獲得点数は5,193点となり、県全体で1億1,146万9千円が交付されました。また、県内の平均点は192.33点(体制構築加点含む)で、全国順位は26位でした。(2)指標区分別の点数の状況(表2) 全国に比べ、獲得点数が上回っている指標は、次のとおりです。 「(共通指標①)特定健診・保健指導の実施率、メタボ等の減少率」は、平成26年度の実績を評価していますが、60点満点中、県平均が27.04点で全国平均の21.52点を上回りました。特に、特定健診受診率の上位3割に当たる受診率(45.2%)を15保険者が、また、保健指導実施率の上位3割(46.5%)・5割(30.2%)にあたる実施率を24市町村が上回っていることから、県内の平均点も高く国保指導担当 主査 久保島 佐季子(くぼじま さきこ)保険者努力支援制度(前倒し分)の状況平成28年度2.山梨県の状況1.保険者努力支援制度表1平成28年度前倒し分の評価指標について県国保援護課通信山梨県の国保情報国保固有の指標指標① 収納率向上に関する取組の実施状況    ●保険料(税)収納率     ※過年度分を含む指標② 医療費等の分析に関する取組の実施状況    ●データヘルス計画の策定状況指標③ 給付の適正化等に関する取組の実施状況    ●医療費通知の取組の実施状況指標④ 地域包括ケアの推進に関する取組の実施状況    ●国保の視点から地域包括ケアの推進の取組指標⑤ 第三者求償の取組の実施状況    ●第三者求償の取組状況保険者共通の指標指標① 特定健康診査・特定保健指導の実施率、メタボリックシンドローム該当者及び予備群の減少率    ●特定健康診査の受診率・特定保健指導実施率    ●メタボリックシンドローム該当者及び予備群の減少率指標② 特定健診・特定保健指導に加えて他の健診の実施や健診結果等に基づく受診勧奨等の取組の実施状況    ●がん検診受診率    ●歯周疾患(病)検診実施状況指標③ 糖尿病等の重症化予防の取組の実施状況    ●重症化予防の取組の実施状況指標④ 広く加入者に対して行う予防・健康づくりの取組の実施状況    ●個人へのインセンティブの提供の実施    ●個人への分かりやすい情報提供の実施指標⑤ 加入者の適正受診・適正服薬を促す取組の実施状況    ●重複服薬者に対する取組指標⑥ 後発医薬品の使用促進に関する取組の実施状況    ●後発医薬品の促進の取組    ●後発医薬品の使用割合14

元のページ  ../index.html#16

このブックを見る