やまなしの国保 4月号
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日本人として大切にしたい日常の立ち居振る舞いや、人とのお付き合い…。身につけておくとワンランク上の豊かな暮らしに繋がる日本ならではの生活文化を紹介します。 訪問先や改まった場所へ出掛けた時にどう振る舞っていいか分からずに慌ててしまった経験はありませんか。いざという時に恥ずかしくないよう基本的な所作は身につけておきたいですね。しかし難しく考える事はありません。回りへの気遣いを一番に考えれば自然と正しい振舞いが出来るようになるはずです。 例えば和室では、部屋に入る時すでに誰かがいたら相手を見下ろした挨拶は失礼なので座ってから襖を開けます。音やホコリで不快な思いをさせないように、すり足で歩きます。どの場合も相手を思う心から出来た所作だと考えれば覚えやすいですね。 でも、もし先にお客様が立ち上がって挨拶をした時は、それに合わせて挨拶をしましょう。お客様に恥をかかせない事も大切な気遣いですから。◆ 洋 室*洋室に通されたら最初に挨拶をしてから椅子に座りましょう。*手土産は座った後で袋から出して相手に正面を向けて渡します。◆ 和 室*和室に通されたら、まず下座で座布団を進められる前に挨拶をします。*挨拶は背筋を伸ばした状態で手を膝前につき、尻が浮かない程度の角度で頭を下げます。*手土産は風呂敷から出して渡しましょう。*座布団や畳の縁を足で踏んではいけません。*背筋を伸ばしてすり足で歩きます。*持って来た荷物は自分の下座側に置きましょう。①ふすまの引き手から遠い方の手をかけ、10cmほど開ける。②反対の手で床上20cmあたりまで下げて押開けると自然に頭が下がるようになる。③両拳を膝の前につき膝でにじってから部屋に入る。行事をはじめ茶道、華道、俳句など、古くから形を大切にしてきた日本文化。お中元やお歳暮をはじめ、お祝いやお見舞いなどの贈物にも、この形の文化は脈々と受け継がれています。一見難しい意味やしきたりも、相手を思う日本人の心の表れなのです。美しい所作と心遣いで、失敗しない大人の立振舞い。和マナーの相手を思う心から生まれた訪問のマナー◆ 玄関の所作*玄関のドアは必ず戸に向き合って占めましょう。後ろ手で閉めるのはいけません。*玄関では軽い挨拶を交わし、正式な挨拶は部屋へ通されてからしましょう。*靴は相手に向いたまま脱ぎ、お尻を向けないように膝をついて靴の向きを揃えましょう。*夏でも素足での訪問は避けましょう。所作の基本は“ながら”にしないこと和室と洋室の違い大人の立ち居振る舞いで感じる、日本文化の良さ所作と訪問のマナー第 4 回ふすまの開け方・閉め方 Life and CultureofJapan uniqueかた22

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