やまなしの国保10月号
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プロフィール学歴職歴 昭和45年 3月 北海道大学医学部卒業 昭和45年 4月 医師国家試験合格 医籍登録       同 年 北海道大学第1外科 昭和50年 3月 国立療養所道北病院外科 昭和57年 4月 組合立飯富病院 平成 5年 4月 組合立飯富病院院長 平成22年 4月 組合立飯富病院名誉院長 平成23年 4月 峡南在宅医療支援 センター長 平成25年 4月 財団法人 山梨県健康管理事業団      診療所所長      健診部長公  職 ● 山梨県生活習慣病検診管理指導協議会 肺癌乳癌部会長 ● 山梨県感染症審査会委員所属学会 ● 日本CT検診学会 ● 日本禁煙学会21vol.身延町早川町組合立 飯富病院山梨県南巨摩郡身延町飯富1628TEL:0556-42-2322(代)FAX:0556-42-3481身延町早川町組合立飯富病院峡南在宅医療支援センター(おさだ ただよし) ジャー、ザー、ジャーと、ほとんど迷いのない音を立てながら、3カ月近く伸ばした髪の毛が切られてゆく。通常使われる、カミソリやはさみを小刻みに動かして刈り上げるような動作は全くなく、はさみ以外のツールはほとんど使わなかったようだった。大胆に、驚くほどの短時間で頭髪は見事にカットされていった。 私がいるのは都心のホテルの14階。静かな音楽が流れる、一辺が20mほどの立方体のような黒をベースにした部屋で、一つの壁面の大きな鏡の前に寄せて、たった一脚だけのヘアーカット用の椅子が置いてある。その椅子にすわって、まず洗髪。次いで熟練の“鋏技”に身を任せているのだ。その部屋の私以外の、もう一人の人間は滝川クリステルによく似た美女で、彼女が跪き、私たち医師が初診患者に問うよりも、もっと詳細な予診をとった時に、私が座ったシングルのソファーが、その部屋の二つしかない椅子のもう一つなのだった。 今年の4月に30年間暮らした飯富から甲府盆地の中に転居してから、既に半年ちかく経った。厳しい夏を、ようやく超えて、気がついたら既に9月も終わりを迎えようとしている。 たまたま、親子3人で宿泊したホテルにBarberの表示があるのを発見し、父親の頭髪の処置を決心した娘により、ほとんど強制的に送り込まれたのが、この黒い部屋だったのだ。長田 忠孝名誉院長センター長髪を切ることは 18

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